バイクに乗りながら、風景や体験を共有できる「モトブログ」。
これから始めたいと考えている方も、多いのではないだろうか。
僕もその中の一人で、「いっちょやってみっかー」と思っていたりする。
しかし、いざ始めようとすると、
- 「どんな機材を揃えれば良いのか?」
- 「オススメの機材って何?」
という疑問が出てくる。
例えば、モトブログといえば映像撮影。
では「アクションカメラを買おう」となっても、「DJI」「Insta360」「GoPro」など、様々なメーカーの製品があるわけである。
「で、どれを選べば良いんだ?」と、モトブログ初心者は思うはずだ。
特に、僕がかなり悩んでいたのは、「Insta360にするか、DJIにするか」という点である。
正直、この2つで迷う方がほとんどではないだろうか。
どちらも色々と調べた結果、細かい違いがあることが分かった。
そこで今回は、「DJI製品」を中心に、モトブログに必要な機材について、初心者目線で分かりやすく解説する。
モトブログに必要な3つの機材
モトブログを始めるためには、主に以下の3つが必要である。
- アクションカメラ
- 録音機材(マイク・レシーバー)
- マウント
それぞれ、詳しく解説していく。
1. アクションカメラ
走行中の映像を撮影するための、メイン機材。
僕も迷っていた「DJI2機種」と「Insta360」のスペックは、下記の通り。
細かいスペックを並べても分かりにくいため、多くの人が気にするであろう項目に絞っている。
DJI Osmo Action 2機種とInsta360 Ace Pro 2の比較
| 項目 | DJI Osmo Action 6 | DJI Osmo Action 5 Pro | Insta360 Ace Pro 2 |
|---|---|---|---|
| 動画解像度(HDR録画) | 4K/60fps | 4K/60fps | 4K/60fps |
| 重量 | 149 g | 146g | 177.2g |
| サイズ(mm) | 72.8×47.2×33.1 | 70.5×44.2×32.8 | 71.9×52.2×38 |
| 内部ストレージ | 50GB | 47GB | なし |
| 対応SDカード | microSD(最大1TB) | microSD(最大1TB) | microSD(最大1TB) |
| 同時マイク接続数 | 2本 | 2本 | 2本 |
| バッテリー容量 | 1950mAh | 1950mAh | 1800mAh |
| 駆動時間 | 240分 | 240分 | 180分 |
| 充電時間 | 53分 | 53分 | 47分~75分 |
| 防水性能 | 20m | 20m | 12m |
| Wi-Fi速度 | Wi-Fi 6.0 | Wi-Fi 6.0 | Wi-Fi 5.0 |
| USB | USB-C 3.0 | USB-C 3.0 | USB-C 3.0 |
| Bluetooth | BLE 5.1 | BLE 5.1 | BLE 5.2 |
| 価格 | 約60,000円 | 約50,000円 | 約70,000円 |
動画解像度については、YouTubeに比較動画が多く上がっているため、そちらを見て判断した方が良い。
実際、夜間撮影に関してはInsta360の方が優れていると、個人的には思っている。
DJIシリーズをオススメする理由
- 軽量・コンパクトでヘルメット装着に最適
- 内部ストレージを搭載し、SDカードがなくても撮影可能
- 外部マイクの性能が良い
- 長時間バッテリーでツーリングにも安心
- 防水性能が高く、急な雨でも問題なし
- 価格が比較的リーズナブル
個人的には、初めてのモトブログには「DJIシリーズが有力候補」だと考えている。
特に、「リーズナブル」「外部マイクの性能が良い」という点は、強く推したいポイントである。
Insta360でもDJIの外部マイクは接続可能だが、同じDJI製品同士の方が安定性は高い傾向にある。
予算に余裕があるなら「Action 6」、コストを抑えたいなら「Action 5 Pro」。
個人的には、「Action 5 Pro」で必要十分と考えるが、最終的には好み次第である。
とはいえ、「360度の映像が欲しい」「夜間撮影がメイン」という方もいるだろう。
自分が使う場面や用途を想定した上で、映像の比較動画を見て判断するのが、最も確実である。
2. 録音機材(マイク・レシーバー)
モトブログでは、映像だけでなく「音声の聞きやすさ」も非常に重要。
風切り音の多い環境では、外部マイクの使用が基本となる。
DJIの外部マイクは評価が高く、「マイクを使いたいからDJIで揃える」と言っても過言ではない。
■ DJIマイクシリーズの比較
| 項目 | DJI Mic 3 | DJI Mic Mini | DJI Mic 2 |
|---|---|---|---|
| 極性パターン | 無指向性 | 無指向性 | 無指向性 |
| 最大伝送距離 | 400m | 400m | 250m |
| 駆動時間 | 8時間 | 11.5時間 | 6時間 |
| Bluetooth | 5.4 | 5.3 | BR/EDR |
| 内部録音可能時間 | 21.5〜57.3時間 | 内部録音不可 | 11〜14時間 |
| 価格(1個) | 約17,000円 | 約5,000円 | 約12,000円 |
■ レシーバー・充電ケース
- DJI Mic 3:単体購入が可能で、拡張性が高い
- DJI Mic Mini:単体購入が可能で、安価
- DJI Mic 2:基本的にマイク+レシーバーのセット販売が中心
- 充電ケースを使用することで、外出先でも複数回の充電が可能
■ おすすめの選び方
- コスパ重視:DJI Mic Mini
- 高音質・内部録音を重視:DJI Mic 3
- バランス型:DJI Mic 2
特にモトブログでは、万が一の音声トラブルに備えて「内部録音が可能なマイク」を選ぶと安心である。
「DJI Mic 3」は小型・軽量で、「Mic Mini」と「Mic 2」の良いとこ取りのような存在であるため、特にオススメだ。
だがしかし、価格が高い…。
そのため、最初はコストを抑えて「Mic Mini」を選ぶのも、十分現実的な選択肢である。
「Action 5 Pro」以降のシリーズなら、マイク2本を同時接続できるため、必要に応じて「Mic 3」を追加購入するのもアリだろう。
3. マウント
カメラをヘルメットやハンドルなどに固定するための、重要なアクセサリー。
DJI純正や他メーカー製など種類が豊富なため、価格はあくまで目安。
■ マウントの種類と価格
| 種類 | 価格 |
|---|---|
| 顎(ベルトタイプ) | 約3,000円 |
| 顎(クリップタイプ) | 約5,000円 |
| 顎(粘着タイプ) | 約1,500円 |
| ネックマウント | 約5,000円 |
| ハンドルバーマウント | 約6,000円 |
各マウントのメリット・デメリット
| 種類 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 顎(ベルトタイプ) | 安定性が高く、ほとんどのフルフェイスに適合する | シールドがしっかり閉まらない可能性あり |
| 顎(クリップタイプ) | しっかり固定可能で、着脱が簡単 | 他のマウントに比べると重い |
| 顎(粘着タイプ) | 価格が安く、取付も簡単 | ヘルメットによって、取付できないことがある |
| ネックマウント | 手軽に使用可能で、着脱も簡単。走行時以外にも使える。 | 顎マウントに比べると、広々とした映像感がない |
| ハンドルバーマウント | 走行時に邪魔にならず、カメラを気にせず走れる | 取付位置によっては、バイク本体が全く映らない |
オススメは「顎マウント」
モトブログでは、ライダー目線に近い映像が撮れる「顎(チン)マウント」が最も人気。
顎マウント以外は、取り付けた位置の画角に縛られる。
例えばハンドルマウントでは、走行中に横の景色を映すのはほぼ不可能である。
ネックマウントも同様で、体ごと動かす必要がある。
顎マウントであれば、頭の動きに合わせて自由に視点を変えられる。
そのため、自然な映像と動きが出る。
これが、顎マウントが人気な理由である。
ただし、「重くて首が疲れる」という意見もある。
また、安全面も無視できない。
撮影のために長時間横を見るなど、本来の運転とは違う動きになる可能性がある。
僕はそこに不安を感じている。
バイクで走るときは、バイクを楽しみたい。
撮影のために無理をするのは本末転倒である。
そのため、僕はハンドルマウント、もしくはネックマウントを候補に考えている。
撮影はあくまで「ついで」。
バイクを楽しむことを最優先にしたい。
DJI製品で始めるモトブログ構成例
■ コスパ重視セット
- カメラ:DJI Osmo Action 5 Pro
- マイク:DJI Mic Mini
- マウント:顎マウント(粘着タイプ)
■ 高品質セット
- カメラ:DJI Osmo Action 6
- マイク:DJI Mic 3(内部録音対応)
- マウント:顎マウント(クリップタイプ)
確かに、「Action 5 Pro」より、「Action 6」の方が性能は上。
ただ、そこまで大きな差なのかと言われると…個人的にはそこまでかなと。
だったら、とりあえず「Action 5 Pro」を買って、「Action 6」以降のモデルが出たら買い替えでも良いと思っている。
まとめ
- 初心者には「DJI Osmo Action 5 Pro」がおすすめ
- 音声品質を重視するなら「DJI Mic 3」
- 映像の自由度を求めるなら「顎マウント」
- 快適性を重視するなら「ハンドルマウント・ネックマウント」
モトブログは、高価な機材を揃えなくても始められる。
とはいえ、5万円を超える時点で十分高価なのだが。
ただ、その中でも「DJI製品」を中心に選べば、コストを抑えつつ高品質な撮影が可能である。
これからモトブログを始める方は、ぜひ今回紹介した機材を参考に、自分に合ったスタイルでスタートしていただければと思う。

